水素コンクール ハイドロジェニー賞

ハイドロジェニー賞は、2018年に水素技術の普及と発展を応援するために、アンドレ・アッス桜井玲子によって創設されました。
フランス新エネルギー庁(ADEME)、フランス水素燃料電池協会(France Hydrogène)のご協力で水素技術の社会実装プロジェクトを顕彰する規定が作られ、企業の規模にかかわらず審査の対象となれますよう、すべてのコンクール参加は無料で行われています。
その表彰式は、ADEMEとフランス地方自治体との環境会議である、欧州エネルギー転換会議(Assises Européennes de la Transition Energétique_AETE)の期間にパートナーイベントとして行われています。2019年ダンケルク、2020年ボルドーでの表彰式は、ADEME長官を迎えて行われています。

審査既定の作成、水素業界への告知、審査会場の提供等のサポートを、フランス新エネルギー庁(ADEME)、フランス水素燃料電池協会(France Hydrogène)、MEDEF Internationalから受けています。

第4回目となります2023年度ハイドロジェニー賞授賞式は、5月24日にボルドー・パレ・デ・コングレにて、ヌーベル・アキテーヌ地域圏議長のアラン・ルッセ氏をお迎えして行われました。また、表彰式へのスポンサーはValorem、 本年度功労者トロフィーのメセナは、2019年第1回コンクールの受賞者でもあったHaffner Energyでした。

2023年度の受賞者です。
1 : 低炭素・再生エネによるインダストリー賞 「持続可能な蒸留システム」 Bulane、Jas HENNESSY & Co
2 : 水素貯蔵及び再生エネルギーの高付加価値化賞 「HySiLabs」 HySiLabs
3 : 鉄道・航空・船舶分野モビリティ賞 「水素船舶HYDROMER」 オクシタニー地域圏、 Helion
4 : 地上商品輸送賞 「配送用水素3輪自転車」 VUF Bikes、Pragma Industries
5 : 旅客運輸賞 「バス車両への水素エンジン適用による脱炭素化の加速」SAFRA
6 : 一般教化、教育、社会教育賞 「MASSHYLIA水素安全教育アカデミー」Bureau Veritas Exploitation、 TotalEnergies、 ENSOSP(École nationale supérieure des officiers de sapeurs-pompiers)、 Engie
7 : インダストリーの脱炭素化賞 「水素漏れ探知システム」 Distran France
8 : 地域におけるエネルギー転換賞 「H2 PTWN:石炭から水素へ」 Communauté d’Agglomération de Saint-Avold Synergie (CASAS)、 GAZELENERGIE、 UNIVERSITE DE LORRAINE, H2V
9 : 特別審査員賞 「TAXIRAIL」 TAXIRAIL

2023年の功労者賞は、水素燃料電池航空機の開発者、オリヴィエ・サヴァン氏に授与されました。

2019年受賞者リスト はリンクからご覧ください
2020年受賞者リスト
2022年受賞者リスト